研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、常温で溶融した有機塩であり、真空中で蒸発をしないイオン液体を用い、それを導電体として試料表面の塗布することで、試料のチャージアップならびに乾燥を防ぎ、生体関連試料を湿潤状態で観察することを実現する。さらに、そうした手法の応用展開を図ることを目的とする。研究期間の2年間で、非導電性物質、特にナノ物質のイオン液体による観察法について確立することができたとともに、生体関連物質の観察を、水溶性の高いコリンと呼ばれる生体関連化合物と同様の構造を持ったイオン液体を用い、さらに、試料をイオン液体に分散させたのちに、柔らかく吸引することで変形なく観察することを可能とした。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
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