次年度の研究費の使用計画 |
初年度、冷間圧延工程で生じた線材の欠損と過度の加工強化に対して、当初計画外であった原因究明と対策に要する研究を行ったため、引き続いて実施予定であった、水素中熱処理工程、絶縁被覆工程、引っ張り試験、そしてそれらに必要な治具やコイル部品の製作を実施することが出来ず、次年度使用金額が生じた。 26年度は、主に線材の開発に関わる経費として、冷間圧延工程の実施に200,000円、水素化処理工程とそれに関わる治具の製作に300,000円、引っ張り試験用治具の製作に50,000円、最適化された条件に基づいた長尺銅チタン線の製作に400,000円、またコイル製作に関わる経費として、絶縁被膜処理に200,000円、コイル材料の購入に300,000円を使用する、また9月と翌3月に開催される物理学会にて成果発表を行うために100,000円を計上し、次年度使用額と平成26年度請求額をあわせて効率的に使用する計画である。
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