研究成果の概要 |
複合材料の一種であるFRPは,比強度・比剛性に優れるため,幅広い分野で使用されている.FRPの多くは積層板として成形されて使用されているので, 層間剥離やき裂が発生しやすい.材料の信頼性・安全性のために, 光伝達機能を持つ光ファイバと修復剤として光硬化樹脂を用い,外部から連続的に修復剤を注入できる機構を持ったCFRPの自己修復システムを提案した.自己修復構造を持つCFRPを成形し,光ファイバと修復剤としてUV樹脂を用いて,き裂に対する自己修復を試みる.また,力学特性を調べることで,修復率に影響する因子を解明した.方法の拡充として, GRTPにおける低コストの自己修復システムも実現できた.
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