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2012 年度 実績報告書

ディザ近似を用いた色数を制限しないロバストなカラー・ユニバーサルデザイン

研究課題

研究課題/領域番号 24656109
研究機関東京大学

研究代表者

村上 存  東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20212251)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2013-03-31
キーワードカラー・ユニバーサルデザイン / 明度差ディザ近似 / ロバスト性
研究概要

本研究の目的は、研究者の研究成果である、統制された標準的な照明条件下では有効性が検証された、明度差ディザ近似によるカラー・ユニバーサルデザイン手法で作成されたカラー・パターンについて、異なる照明条件下での変化の傾向、有効性の有無を検証することにより、照明条件にロバストなカラー・ユニバーサルデザインを実現するための基礎データを得ることである。これまでの実験では、色評価用標準光源D50下において、カラー・パターンに色覚異常シミュレーションを適用してプリントすることにより、正常色覚の被験者を模擬色覚異常者として実験を行った。一方、本研究計画においては、異なる照明条件が色覚異常に与える影響も含めた評価を行う必要があり、照明光に覚異常シミュレーションを適用することは困難であることから、照明、パターンサンプルについては色覚異常シミュレーションを適用せずそのまま用い、正常色覚者である被験者に色覚シミュレート眼鏡「バリアントールP・D個別型」(大平印刷(株))を着用してもらいP型、D型の色覚異常の見え方を模擬する方法をとった。色温度と光色の印象[照明学会、技術指針JIEG-008オフィス照明設計技術指針、2002]を参考に、色温度として暖(2800K)、中(4300K)、涼(5800K)の3水準、照度として[JIS Z 9110 照明基準総則]を参考に100lx、500lx、1000lxの3水準を設定した。標準光源D50下において、色覚以上による識別が困難な2色によるカラー・パターンに明度差ディザ近似を適用(標準光源D50下においては識別可能となる)したものを、異なる照明条件下で評価することにより、識別性の変化に関するデータを取得した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] ディザ近似を用いた色数を制限しないカラー・ユニバーサルデザイン2012

    • 著者名/発表者名
      大森有貴,村上存,三石直人,池田卓美
    • 学会等名
      日本機械学会第22回設計工学・システム部門講演会講演論文集,pp.213-222
    • 発表場所
      広島大学,広島
    • 年月日
      20120926-20120926
  • [学会発表] Color Universal Design without Restricting Colors and Their Combinations Using Lightness Contrast Dithering2012

    • 著者名/発表者名
      Yuki OMORI, Naoto MITSUISHI, Tamotsu MURAKAMI and Takumi IKEDA
    • 学会等名
      Proceedings of 2012 Design Engineering Workshop (DEWS 2012), pp.87-92
    • 発表場所
      Sungkyunkwan University, Seoul and Daejeon Convention Center, Daejeon, Korea
    • 年月日
      20120625-20120625
  • [産業財産権] 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム2013

    • 発明者名
      村上存、三石直人、大森有貴、池田卓美
    • 権利者名
      村上存、三石直人、大森有貴、池田卓美
    • 産業財産権番号
      特願 2013-005433
    • 出願年月日
      2013-01-16

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公開日: 2014-07-24  

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