研究課題
挑戦的萌芽研究
基板表面に形成される分子の自己組織化・自己集合化パターン形成のメカニズム解明に向けて,原子間力顕微鏡による分子像の観察と数理モデルの構築を行った.マイカやグラファイト表面においてDNA断片の自己集合化パターンが成長する過程を観察し,その時系列データの取得に成功した.基板表面と吸着分子の相互作用を考慮し,DNAを粗視化した分子動力学シミュレーションを行うとともに,さらに長時間の現象を再現するために反応拡散モデルを提案した.表面構造の対称性について,群の既約表現に対応する関数を反応項に考慮したシミュレーションを行った結果,パターン形成に対する表面構造の影響を考察するためのパラメータが見出された.
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Computer Methods in Biomechanics and Biomedical Engineering
巻: 17 ページ: 661-677
The Journal of Chemical Physics
巻: 139 ページ: 085102(9 pages)
http://bnf.me.es.osaka-u.ac.jp