研究課題
挑戦的萌芽研究
高性能冷却技術の基幹課題である沸騰熱伝達に関して,赤外線カメラなどを用いた,様々な研究が行われてきている.本研究では,透明な感温塗料(TSP)を用いた沸騰伝熱面の2次元温度分布計測技術の開発を目的とし,沸騰伝熱実験を行った.試験部は,幅10mm,長さ35mm,高さ0.5mmの狭隘流路であり,加熱源には65℃の水を用いた.TSPを塗布した伝熱面は,水と試験冷媒のFC-72の流路間に設置し,TSPが塗布されている伝熱面を鉛直下向きに設定した.実験結果より,沸騰気泡の通過に伴い伝熱面温度が上昇すること,気泡後縁外周部での温度低下と熱伝達の増大,気泡前縁内部での温度増加と熱伝達劣化を観測した.
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Proc. the 15th Int. Heat Trans. Conf
巻: (Accepted) ページ: IHTC15-9930