気流中マイナスイオン群の時空間微細構造解明に向けて、コヒーレント・アンチストークスラマン散乱(CARS)光による混合気流の非侵襲センシング法の開発を行った。気体として二酸化炭素および窒素を選定し、混合比変化に伴うそれぞれのCARS光強度は理論に基づいた二次曲線を示していることが明らかとなった。チャネル内気流混合過程の濃度分布非侵襲センシングを行い、チャネル下流域では、二酸化炭素および窒素の混合比変化を的確にとらえることが可能となり、理論との整合性を確認した。マイクロ・ガスデバイス内に蛍光プローブを混入することなく、非侵襲にて速度、温度や濃度分布を計測することが可能となった。
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