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2014 年度 実績報告書

ファブリック素材だけからなる柔軟機構の制御と設計のためのモデリング

研究課題

研究課題/領域番号 24656164
研究機関東京工業大学

研究代表者

長谷川 晶一  東京工業大学, 精密工学研究所, 准教授 (10323833)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード人間機械システム / 柔軟機構 / ファブリック素材
研究実績の概要

ファブリック機構の設計支援のためのシミュレーションでは、リアルタイムシミュレーションのためにShape Matchingを利用することを検討した。既存のShape Matchingでは物性から変形特性を定めることができないため、有限要素法と数式レベルでのシミュレーションアルゴリズムの比較を行った。アルゴリズムが大きく異なるため、数式を比較して対応を求めることは困難であることが分かった。そこで、まず、Shape Matchingを何らかの物理モデルのシミュレーションとみなすことができないか検討しており、有望なモデルを検討している。今後、Shape Matchingを説明できることを確認した上で、有限要素法などの既存手法と比較し、物性から変形パラメータを定める手法を研究したい。
ファブリック機構とその制御技術については、位置制御に加えて力制御を実現することができ、力制御のゲインを調節することで、ぬいぐるみロボットの印象を変化させることができた。また、機構と制御については、利用したいという問い合わせを数多く受けている。これに対応するため、モータと減速機を含む駆動部と制御回路・ソフトウェアを安価に頒布できるユニットとして実現することを目指している。ユニットの実現に必要な静粛で安価な減速機の検討を行い、有望な減速機構の見当を付けることができた。今後、設計を進め、配布可能なユニットを完成させたいと考えている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Intention expression in stuffed-toy robots based on force control2014

    • 著者名/発表者名
      YuanYuan Li, KLEAWSIRIKUL Nutnaree, Yutaka Takase, Hironori Mitake, Shoichi Hasegawa
    • 雑誌名

      ACE '14 Proceedings of the 11th Conference on Advances in Computer Entertainment Technology

      巻: 1 ページ: 22

    • DOI

      10.1145/2663806.2663837

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 人と触れ合うための柔軟機構とその制御 -傷つけず壊れにくく触感のよいぬいぐるみでロボットを作る-2014

    • 著者名/発表者名
      日本ロボット学会誌
    • 雑誌名

      日本ロボット学会誌

      巻: Vol.32 No.8 ページ: p.678-683

    • DOI

      10.7210/jrsj.32.678

  • [学会発表] Force Control based Soft-stuffed Robot Interaction2014

    • 著者名/発表者名
      YuanYuan Li, Yohei Yamashita, KLEAWSIRIKUL Nutnaree, Hironori Mitake, Shoichi Hasegawa
    • 学会等名
      Laval Virtual 2014
    • 発表場所
      Laval, France
    • 年月日
      2014-04-07 – 2014-04-11
  • [備考] Soft-stuffed Robot Alive!

    • URL

      http://haselab.net/en_project_soft_stuffed_robot

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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