空圧アクチュエータは,軽量,簡単構造,等々,様々なユニークな特徴を持っているが,駆動にはコンプレッサと制御バルブが必要で,自立した使い方ができないエアチューブ付きのアクチュエータであった.この欠点を解決すれば素晴らしいアクチュエータとなる. 本研究では,両面に電極を形成したプロトン交換膜を利用した水の分解/合成反応にフォーカスを当て研究を進めた.その結果,内部に2つの圧力室を持つゴムチューブを形成し,その隔壁にプロトン交換膜を埋め込むことで,「電気で動く空圧ラバーアクチュエータ」の実現に成功した.気⇒液反応時にはエネルギーを回収できることも実証した.
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