本研究では,3次元レーザスキャナ特有の副産物である2次元リフレクタンス画像に,2次元画像に対する一般物体認識の手法を適用することで,3次元形状を高精度に識別する手法を開発した.本研究では,①車載レーザシステムの構築とリフレクタンス画像の有用性検証,②リフレクタンス画像データベースおよびカテゴリ辞書の構築,③小規模地図データのカテゴリ分類実験,④大規模市街地データのカテゴリ分類実験を行った.また,リフレクタンス特徴からHOG特徴量を,距離画像からHONV特徴量をそれぞれ抽出し,それらを統合した新たな3次元特徴量(3D HOG)を開発し,屋外環境での認識実験により有効性を確認した.
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