研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は,医薬品やサプリメントの主成分として用いられる分岐鎖アミノ酸 (BCAA)及びそのジペプチドを対象とし,その苦味及び苦味抑制効果の客観評価を可能とする脂質高分子膜を用いた苦味センサの開発を実施した.その結果,①苦味センサを用いて,アミノ酸及びジペプチドの苦味を定量できた.②苦味抑制剤であるL-Lys添加時において,BCAA及びジペプチドIle-Pheの苦味の抑制傾向が示唆され,苦味センサがpH変化の影響を検出している可能性が示唆された.③L-LysのBCAAに対する苦味抑制効果が官能検査によって示された.従って,試作した苦味センサが,苦味及び苦味抑制効果を客観評価できることが示された.
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Sensors and Actuators B : Chemical
巻: vol.179 ページ: 276-281
10.1016/j.snb.2012.09.014
日本味と匂学会誌
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