電流駆動型スピンロジックの基本概念の検証実験を行い、AND、OR、NOTの動作確認に成功した。また、ANDの出力部にNOTを設ければNAND動作が可能、OR回路の出力部にNOT機能を付加するとNOR機能が可能であることを確認した。更に、これらを組み合わせて複雑な演算を行うためには、出力信号を分割するFUNOUT機能も必要だが、これについても原理確認実験を行い、分割信号の大きな遅延もないことを検証した。このほか、ホール信号により磁壁移動速度を求め、それが数10m/secと高速であることも確認した。
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