研究課題
最終年度の平成25年度は、前年度の研究成果である高速サンプリング力覚センシング手法を、射出成形機の射出軸に実装して、その有効性を検証する。同時に実機への実装の前段階として模擬機による力覚フィードバック制御系の実験を行った。模擬機の成果を用いることで、推定反力と実測値との実験的データ比較や1KHz力制御系の妥当性を検討し、力覚センシングを広帯域化・高性能化を評価した。また、力覚情報をプラスチック樹脂からの反力を考慮した広帯域力覚フィードバック制御法を検討して、シミュレーション解析により理論的検証を行う。これらの検証実験結果を総合し、本研究課題である「1キロヘルツ力制御応答が実現する次世代高性能電動射出成形機」を、実装化の総合評価を行った。大石研究室に現有している75トン射出圧の電動射出成形機に、実際に高速サンプリング力覚フィードバックを実装した。そして、1KHz力制御応答のための高性能電動射出成形機の製品精度と製造効率、及び、作業効率とエネルギー効率を含めた実験データ収集及び実験データの理論解析を行った。従来法との比較検討を行うために、実験結果に基づいて解析検証を行い、1KHz力制御応答システムが将来的に実装できることを検討した。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (3件)
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