研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,先ずイオン交換樹脂を混入したモルタル供試体を用いた塩水浸漬試験により,供試体内部の塩化物量の測定を行った。その結果,イオン交換樹脂の混入量が増加するに伴い,塩化物量も増加することが明らかとなった。次に,予め塩分を混入したモルタルにイオン交換樹脂を混入したモルタルを打ち継ぎした供試体を作製し,塩化物量の測定を行った。その結果,イオン交換樹脂側に移動する現象を明らかにした。以上より,イオン交換樹脂をモルタルに混入し,塩害を受けたコンクリート構造物表面に補修材として用いることにより,除塩が期待できるできることが明らかとなった。
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コンクリート工学論文集
巻: Vol.24,No.3 ページ: 123-134
プレストレストコンクリート工学会第22回シンポジウム論文集
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コンクリート工学年次論文集
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第21回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム論文集
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