研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,これまで想定されてきた疲労寿命より1オーダー以上多い寿命域である「超高サイクル疲労領域」(疲労寿命:1千万回以上)を対象にして,その領域での溶接継手の疲労強度を明らかにすることを目的としている.新たに開発した高速載荷が可能な試験システムを用いて,実際の鋼橋に多く用いられている荷重非伝達型のすみ肉溶接継手を対象として超高サイクル疲労試験を実施した.その結果,今回対象とした溶接継手に対しては従来から示されている疲労限をそのまま1億回まで適用できる可能性が示された.