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2014 年度 実績報告書

アドホック通信技術を活用した新しい斜面監視技術の開発に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24656285
研究機関山口大学

研究代表者

中田 幸男  山口大学, 理工学研究科, 教授 (90274183)

研究分担者 兵動 正幸  山口大学, 理工学研究科, 教授 (40130091)
吉本 憲正  山口大学, 理工学研究科, 助教 (00325242)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード斜面安定 / アドホック通信
研究実績の概要

本研究は、アドホック通信技術を活用した新しい斜面監視技術の開発に関する基礎的研究を行った。ここでは、(1)新しい機能を搭載したノードの開発、(2)センサーネットワークシステムおよびセンサーの検証、(3)実斜面におけるシステムの実証実験を行った。
開発したノードは、安価でかつ、複数のセンサーを搭載できる機能を付加することを実現した。システムの検証では、ネットワークの構築、マルチホップ機能の確認を行うとともに、センサーが計測したデータの検証を行った。最終年度実施した実斜面におけるシステムの実証実験では、実斜面にて小規模のセンサーネットワークを構築できることを確認するとともに、センサーデータの取得を確認した。
開発したノードを組み込んだセンサーネットワークによる斜面監視システムでは、多数のセンサーにて測定されるデータに基づいて異常を抽出できることになる。つまり、崩壊箇所が特定できない場合や、想定外の地盤災害を予知する場合に威力を発揮すると考えられる。一般的な現場計測システムでは、各々のセンサーの計測データに対する信頼性を前提に構築されるため、センサーの誤作動や誤認、欠測によりシステムの機能を保持できないという問題が生じる。提案するシステムでは、多数のセンサーにて測定されるデータに基づいて異常を抽出することによる。
また、この監視システムにより、維持管理が必要となる斜面の増加が予想される中で、限られた技術者・時間・予算のもとで斜面の安定を監視できる可能性を示唆することになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] センサーネットワークを用いた地盤災害の監視システムの提案2015

    • 著者名/発表者名
      中田幸男・兵動正幸・吉本憲正・船越理沙
    • 学会等名
      土木学会中国支部研究発表会
    • 発表場所
      山口大学工学部
    • 年月日
      2015-05-31 – 2015-05-31

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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