既に開発済みであるプロジェクタとデジタルカメラを使った3次元表面形状計測法を実践的な実験波浪や流れへの適用に向けて不可欠な機能を導入し,新たな計測システムへと発展させた.プロジェクタの投影周波数とカメラ撮影との同期,動的表面上の投影カラーパターンの追跡アルゴリズムを開発した.自由水面を計測する場合,水中のランベルト多重散乱系がつくる光が水面特定の精度を著しく低下させる問題が判明し,この問題を解消するためのアルゴリズムを開発した. 開発したシステムは自由水面流れ計測に応用し,計測結果を使った新たな表面形状解析ツールを開発すると同時に,砕波水面形遷移に関わる新たな知見を取得した.
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