本年度は、主にエンボスパネルの曲面構造への応用について研究を進めた。想定する建物規模はスポーツ施設等の空間構造形式の建物とし、その屋根構造において曲面エンボスパネル構造の適用に関する研究を試みた。 昨年度までの力学性能試験に基づき、構造解析のためのモデル化は実施した。併せて昨年度からの継続的検討事項であった、材料種別として鋼材に加えてアルミ材を検討に加えた。また、エンボス部のプレス加工においてプレス深さや形状について、理論的検討を併せて行いながら検討を進めた。 そして、新たな研究の展開として、上記の基本的な構造モデル化などをベースとして、エンボスパネルを用いた曲面構造における形状最適化の研究を実施した。これにより効率的なエンボスパネルを用いた曲面構造の提案を実施した。
|