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2013 年度 実績報告書

想定外被害低減のための住民啓発に向けた簡易型避難シミュレーションシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24656347
研究機関大阪大学

研究代表者

横田 隆司  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20182694)

キーワード避難 / シミュレータ
研究概要

平成25年度は,平成24年度に実施した大震災時の避難行動をシミュレートする新しいシミュレーションシステムの構築のための基礎研究に引き続いて,下記の内容の研究を遂行した。
(1)シミュレーションシステムの開発:平成24年度中に行った避難行動のモデル化をもとに,パソコン上のエージェントシステム上に避難シミュレーションを実施できるようにした。さらに,本システムを用いて,東北部の避難シミュレーションを実行するのみならず,東南海地震が想定される地区におけるシミュレーションも実施した。
(2)サブシステムの開発:開発したエージェントシミュレーションシステムは専門家が動作させることは比較的容易であるが,当初目的であった住民が気軽に動作せることまでは難しいことがわかった。そのために,住民が使えるシステムをサブシステムとして構築することを試みた。具体的には,インターネット上で公開されている水位変化シミュレータとフリーソフトとして公開されている各地区における眺望シミュレータを組み合わせることで,操作容易なサブシステムを構築することができた。それにより例えば,津波襲来が直前まで見えなかった地区での状況が再現でき,同様のことが東南海地震において想定地区でも起きうることが明瞭に示すことができた。
(3)その他,さまざまなデータを整理するとともに,システムの概念整理も行うことにより,単なるシミュレーションの開発に終わらせない成果を示すことができたと思われる。
以上のことから,2年目の研究内容をほぼ遂行することができたと判断される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 車いす利用者を含む群集の挙動に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      柳尚吾,西森匠,横田隆司,飯田匡,伊丹康二
    • 雑誌名

      日本建築学会近畿支部研究報告集

      巻: 53 ページ: 13-16

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公開日: 2015-05-28  

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