研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究課題は、『正倉院文書』「造石山寺所関係文書」を対象史料とし、奈良時代の寺院の建造工程、計画、労働状況の解明と、竣工した建築物の復原を試みたものである。史料は石山寺の工事現場と山作所との間の建材に関する通信記録が中心であり、建築部材の情報を可能な限り正確に把握することを基本に、その検証作業を踏まえ、部材供給という造営過程の復原を行うことと、建築部材の種類(柱や長押など)や寸法・数量を考慮し、石山寺本堂を中心とする建築物の形態を復原することを行った。
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