研究課題
挑戦的萌芽研究
耐熱不織布は、触媒や断熱材などの広い工業分野で応用が期待される材料である。本研究では耐熱材料としてSiCセラミックスを選択し、セラミックファイバーまたはチューブ構造を作製するために、エレクトロスピニング法が研究された。バインダーとしてPVBを用い、セラミックス成分としてSiCと焼結助剤を加えたスラリーの溶媒濃度を制御することにより、SiC-バインダーハイブリッドファイバーの作製に成功した。40vol%のセラミックス濃度と焼結助剤を加えることによって、焼結後もファイバー構造の維持に成功した。また、芯鞘ノズルを用い紡糸することにより、チューブ構造を持つSiC焼結体の作製にも成功した。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)
ACS Appl. Mater. Interfaces
巻: Vol.6,No.4 ページ: 2759-2763
10.1021/am4052766