研究課題
挑戦的萌芽研究
レーザーアブーレーション法および同軸型アークプラズマ堆積法を用いて,ボロンのドープ量を変化させたナノ微結晶ダイヤモンド膜の作製を行った.超伝導量子干渉素子による磁化率測定により,超伝導現象の発現を調べが,超伝導状態の明確な出現は観測されなかった.カソードルミネッセンス測定で,膜は多量の欠陥を含むことが示唆された.言い換えれば,ナノ微結晶のダイヤモンドの結構性は極めて悪いことがわかった.超伝導現象が発現しない原因として,ダイヤモンド結晶の質が極めて悪いことが考えられる.
薄膜工学