研究課題
挑戦的萌芽研究
鋳物に新しい手法で発泡構造を形成し,超軽量鋳物をつくることを試みた.具体的には,鋳型の中に,中空かつ薄肉の小径鉄球(直径2~4mm)を充填しておき,そこへ,真空中で溶融金属を含浸させた.含浸させる金属として,マグネシウム合金,アルミニウム合金,銅合金を用いた場合,最も軽量化したものの密度比は,それぞれ27%,52%,42%であった.いずれも,既存の発泡金属と同様に,比較的低い応力で大きな塑性変形が得られた.