ヒドロキシアパタイト(HAP)あるいはリン酸三カルシウム(TCP)を含有する有機スラリーの調製,一方向凍結,凍結乾燥,空気焼成によってモノリスを作製した。有機スラリーとしてレゾルシノールーホルムアルデヒドゲルを使用したところ,細孔径は100μm以上であったが,圧縮強度は2.3MPaに過ぎなかった。 t-ブタノールを溶媒,ポリビニルピロリドンをバインダーとして用いた場合,100μm以上の細孔径,10MPa以上の圧縮強度をもつHAPあるいはTCPモノリスを作製することができた。また,一方向凍結シミュレーションを活用してモノリスの多孔構造を制御する方法を提示した。
|