研究課題
挑戦的萌芽研究
液液反応や気液反応といった不均一系の反応においては、界面を通した物質移動が重要である。マイクロリアクタはこの物質移動を強化できるという利点を持っている一方で、工業規模のプロセスを構築する際には多数の長い流路が必要となる。本研究では撹拌槽とマイクロリアクタを組み合わせた形式の反応システムを提案し、その特性を明らかにすることを目的とした。例として相間移動ジアゾカップリング反応を取り上げて検討を行ったところ、提案法を利用することで、マイクロ流路の使用本数を抑えながら、反応を促進できることが示された。
反応工学