研究概要 |
ゼオライトZSM-5(MFI型)に対し、Alが存在しているTサイトの解明,Tサイトと酸性質の関係解明, Tサイトを自在制御したゼオライト合成手法の開発に取り組んだ。Alが存在しているTサイトの解明には高分解能固体27Al MASならびに 27Al MQMAS NMR法により行った。 Alの置換サイトを変化させることを目的にゼオライト合成時に用いる有機構造規定剤の種類について検討した。ZSM-5の合成において、嵩高いアルコールであるペンタエリスリトールをOSDAと用いることで、Al原子をインターセクション以外の狭い部分に面するサイトに選択的に存在させることが可能であることが分かった。
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