研究課題/領域番号 |
24656490
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 京都大学 (2013) 名古屋大学 (2012) |
研究代表者 |
吉田 寿雄 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (80273267)
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連携研究者 |
熊谷 純 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 准教授 (20303662)
吉田 朋子 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 准教授 (90283415)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 化学合成 / 光触媒 / パラジウム触媒 / 芳香族官能基化 / シアノメチル化 |
研究概要 |
芳香環の官能基化は,高温高圧下で反応性の高い化学物質を用いた多段階反応により,多量の副生成物を伴いおこなわれていることが多く,より温和な条件と単純な反応経路で無駄の少ない環境に優しい反応プロセスへの変換が切望されている.本研究では,ベンゼンとアセトニトリルからシアン化ベンゼンと水素を直接得るという革新的な炭素-炭素結合形成を伴う高選択的芳香環官能基化反応(シアノメチル化)に成功した.さらに,その反応機構を詳細に調べたところ,ここで用いたパラジウム添加酸化チタン光触媒では,パラジウムが光触媒の助触媒としての機能だけではなく芳香環の活性化に直接関与している,ハイブリッド触媒であることがわかった.
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