研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では担体表面層の相転移に基づき、Kイオンの表面からバルクへの移動により多量のNOx貯蔵と速やかな酸化還元サイクルを可能とするNOx貯蔵還元反応の機構の解明と性能の更なる向上を目指した。高性能触媒が持つべき特性として、以下の3点が明らかとなった。(1)速やかなNO酸化とKNO3還元を実現するため、主金属のPtが高分散状態にあること(2)NOx運搬および貯蔵体であるKイオンの速やかな移動が可能なバルク結晶構造を有すること(3)KNO3に酸化された際に、担体表面で高分散状態を保つような安定な表面構造を構築することを結論し、ナノ微結晶アナターゼ構造のTiO2が高性能を示すことを見出した。
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