研究課題
挑戦的萌芽研究
単一細胞アレイは顕微鏡による一細胞のハイコンテンツ解析のための有望な技術である。本研究では、光解離性PEG-脂質を修飾したコラーゲン被覆基板を開発し、これを用いた非接着性細胞、接着性細胞の双方に応用可能な汎用的な単一細胞アレイを作製した。細胞がこの基板上で細胞接着、細胞分裂、細胞移動などの細胞固有の機能を示すことを明らかにした。さらに、この基板表面での接着性細胞の運動性や非接着性細胞の形態変化などを一細胞毎にハイスループットかつ定量的にイメージング解析し、特定の細胞を光照射によって基板から遊離させ回収することに成功した。この汎用的な一細胞アレイは、細胞工学研究分野の有用なツールとなろう。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件)
Methods in Cell Biology
巻: 120 ページ: 131-144
10.1016/B978-0-12-417136-7.00008-2
Biotechnol. Bioeng.
巻: 110 ページ: 3269-3274
10.1002/bit.25010