研究課題
挑戦的萌芽研究
表層地盤の不均質性は,地震動の空間的な分布に影響し,局所的な地震被害を生じる。また,堤防等の土構造物においても剛性分布は安全性の評価に不可欠な情報である。本研究では,人工加振による波形からS波速度構造の不均質性を同定する手法を差分法による波動計算とハイブリッド逆解析法に基づいて開発した。不規則境界を有した地盤モデルと堤防を模したモデルを用いて数値実験を行った。さらに,実地盤での観測データに適用し,深さ数mまでの地盤の2次元モデルを得た。以上の結果から,観測点数が少ない場合でも本手法が表層地盤の不均質性の同定手法として有効であるとわかった。
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Journal of Disaster Research
巻: Vol.7, No.6 ページ: 682-692