本研究の目的は,超高速GPUコンピューティングを利用した応用研究としてのGPU (Graphics Processing Unit)並列処理を用いた高速・高精度な相似地震の検出・解析法の検討である. 本年度は,このうち以下の課題に取り組んだ. 1. 引き続き,相似地震検出法として,フーリエ位相相関法の高速化を検討,2. 引き続き,直交3成分コヒーレンスによる相似地震解析法の高速化を検討,3. 引き続き,読込みデータのファイルI/O の効率化を実現,4. あわせて,マルチGPU化を検討し,更なる高速化を実現した. 今後の課題としては,マルチGPUの高速化効率を高める,より効率的なファイルフォーマットとスケジュール管理によるデータI/O の効率化が考えられる.
|