日本列島は沈み込み帯に属しており,複数のプレートの衝突領域の上に国土を有している為,非有感地震を含めると常日頃から膨大な数の地震が発生している.地震は,日本はもとより世界の多くの地域において避ける事の出来ない自然現象である。プレート境界における地震のメカニズムにはアスペリティと呼ばれる固着域が大きく関与していると考えられている。本研究では相似地震の識別法として,直交3成分の地震波に対して振幅2乗コヒーレンス関数を適用し,検討をするとともに,GPUを用いた超並列計算によるハードウェア高速化の検討も併せて行った。
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