プラズマ計測用飛翔型のプローブを開発するための基礎研究を実施した。飛翔型プローブとしてプラズマ中に直径10mmのセラミック製、ステンレス製、タングステン製の3種類の球体を投下する実験を行った。投下対象のプラズマは高周波による完全非誘導電流駆動プラズマで、セラミック製は粉砕、ステンレス製は溶融してダイバータ板上に溶着した。また、プラズマ電流は、セラミック製・ステンレス製ではほぼ消滅し、タングステン製で約半分まで降下し、その影響は甚大であることがわかった。球体の軌道を高速カメラで撮影した結果から球体にかかる力と熱入力を測定し、高速電子の数と速度の積を定量的に評価することに成功した。
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