研究実績の概要 |
昨年度までに、1)原子力ムラの形成過程に於ける構造分析を歴史資料等に基づいて実施した。また、2)原子力の容認・推進と反・脱原発という“二項対立”図式を超えるコミュニケーションおよび対話から、合意形成に必要な認識基盤の解明と合意形成のための方法論の開発の端緒に結びつけることができた。成果の発表・公開は、国内の学会での口頭発表を3回、国際会議での口頭発表および論文(査読有り、アーカイブ)1件、和文学術誌への投稿2件を行った。国際会議の論文タイトルは、T. Sawada, "SOCIOLOGICAL ASPECTS OF 3.11 FUKUSHIMA DAIICHI ACCIDENT AFTERMATH AND THE GENSHIRYOKU-MURA (NUCLEAR VILLAGE, OR PRO-NUCLEAR CONCESSION SECTOR)" PBNC2014 (Vancouver, 2014)。学術誌への2件の投稿は、澤田哲生「原子力黎明期における国産原子炉開発構想と湯川秀樹らの関与」日本原子力学会誌, Vol.56, No.9, p. 24-29 (2014)、および「正力大臣車中談(案)と湯川秀樹ー原子力ムラと御用学者のルーツー」 同誌, Vol.56, No.12, p. 26-29 (2014)。
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