2014 年度研究成果報告書

超臨界二酸化炭素によって増強される水相二相系での液液抽出プロセスの創成

研究課題

研究課題/領域番号	24656569
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	原子力学
研究機関	名古屋大学
研究代表者	榎田洋一名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40168795)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	液液抽出 / 放射性廃液処理
研究成果の概要	本研究では，放射性核種に対する水相二相系での液液抽出操作について，先行研究で限定的であった抽出可能対象元素を，放射性廃液処理で重要な複数の元素に拡張することに成功し，有機溶媒に起因する安全性や二次放射性廃棄物の諸問題を原理的に避けることに成功した．また，超臨界二酸化炭素を作用させることで，水相二相系での抽出元素の分配比を増強できることを実証し，放射性廃棄物量の低減と新規で実用的な基盤技術の創成に資することができた．
自由記述の分野	原子力化学工学