研究課題
挑戦的萌芽研究
X線コンピュータ断層撮影法(CT)を用いて癌を発見するためにヨウ素造影剤を血管注入する.しかし,ヨウ素造影剤には副作用があり,約1万人に一人の死者が出る.このため,ヨウ素造影剤を用いずに癌組織の観察ができることが望ましい.そこで,エネルギー分解CTを用いた実効原子番号測定を行った.通常は2種の単色X線を用いる.我々は白色X線を用い,解析のエネルギー範囲を狭く設定し,擬似単色X線とした.中心に直径2mmのアルミニウム棒を入れた直径2cmのアクリルファントムについてCT測定し,2種のエネルギー範囲のX線に対する線減弱係数を求め,その比を計算し,実効原子番号を求め,それぞれ1%以内の一致を見た.
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http://www.nucleng.kyoto-u.ac.jp/People/Kanno/kanno.html