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2014 年度 実績報告書

新しい3次元位置有感型放射線検出器の実証

研究課題

研究課題/領域番号 24656573
研究機関独立行政法人放射線医学総合研究所

研究代表者

小林 進悟  独立行政法人放射線医学総合研究所, 研究基盤センター, 研究員 (10434325)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード高速中性子 / 3次元位置有感型検出器
研究実績の概要

本研究の目的は、高速中性子のイメージングに向けて新しい3次元位置有感型放射線検出器の基礎開発を行うことである。センサは、立方体の透明な容器に液体シンチレータを封入し各6面に光センサを配置し、それぞれの面に到達したシンチレーション光子量の比から高速中性子が散乱した場所の情報、および全光子量から付与エネルギーの情報を得るという原理に基づいており、Monolithic Cubic Detector (MCD)と呼んでいる。高速中性子計測において、MCDを実現するためにはいくつかの課題があった。MCD内で起こったシンチレーション光をMCD内で反射をさせず直接光センサへ導かないと位置情報が失われてしまうため、液体シンチレータ・容器・光学グリスの屈折率をできるだけ近づける必要があり、さらに容器は液体シンチレータを化学的に安定に封入できる必要がある。また、高速中性子を計測する際には、同時にガンマ線が発生している場合が多いため中性子・ガンマ線弁別をすることが同時に必要になる。
研究期間の前半は、上記の条件を満たす試験用のMCDの設計・製作を進めた。結論としては、ガンマ線・中性子線弁別が可能な液体シンチレータ(EJ-325)、アクリルで製作した容器、光学グリス(BC-630)を用いることで、各媒体の屈折率が1.49前後にすることができ、シンチレーション光をMCD外へ効率的に導くことができた。また、安定に液体シンチレータを封入できることがわかりそのような試験用のMCDを製作した。最終年度ではMCDに光センサ(光電子増倍管)を2つ取り付け、1次元での位置決定を評価する実験を行った。Cf-252からの高速中性子をMCDへ照射し光電子増倍管からの信号を解析することで、ガンマ線・中性子を弁別しながら、その散乱位置およびエネルギーの決定ができることを実証し、研究計画の目標を達成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] 新しい高速中性子イメージングセンサの基礎開発2015

    • 著者名/発表者名
      小林進悟、北村尚、内堀幸夫、白川芳幸
    • 雑誌名

      平成26年度 第9回技術と安全の報告会 報告集

      巻: 未定 ページ: 46-49

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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