研究課題
挑戦的萌芽研究
植物は光環境に応答して、茎などは光の方向に、根は光から離れるようにして成長する。これらの反応は光屈性と呼ばれ、古くから研究されてきた。植物体内に含まれる植物ホルモンの一つであるオーキシンは成長を促進する作用を持つが、光によってオーキシン分布が変化することで屈曲が誘導されると考えられてきた。本研究は、根の光屈性について解析を行うことで、これまで支持されてきたオーキシンの分布調節を介したメカニズムとは異なる機構が存在することを浮き彫りにした。光によって、オーキシン分布を介さずにオーキシン反応に関係する制御因子が直接調節される可能性が示唆され、新たなモデル構築に貢献できる研究成果を得ることができた。
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