研究課題
挑戦的萌芽研究
色素体は組織によって異なる機能や形態をもつ。本研究では、組織によって色素体の免疫応答における役割や色素体Ca2+シグナルの発生が異なることを明らかにした。まず、根と葉の色素体で、ストレスに応答して、異なった色素体Ca2+シグナルが生じることを明らかにした。また、表皮細胞の色素体が免疫応答におけるサリチル酸合成で特有な役割を果たしている可能性を示した。さらに、下胚軸の表皮細胞の葉緑体で、ABAやサリチル酸によるストロミュール誘導がCa2+やROSシグナルによって制御されていることも明らかにした。これらの研究から、色素体が組織別に特有の機能を持つことが分かった。
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