オイルボディは脂肪性種子の細胞に存在するオルガネラで、内部にトリアシルグリセロールを蓄積する。本研究の目的はオイルボディの形成に関わる遺伝子を同定し、その機能を明らかにすることにある。そこで、オイルボディ膜タンパク質であるオレオシンとGFPからなる融合タンパク質を発現する形質転換シロイヌナズナを作製し、オイルボディのライブイメージング法を開発した。この方法を用いることでオイルボディに形態異常を示す7つの突然変異体の単離に成功した。そのうち2つについては原因遺伝子の特定および遺伝子産物の機能解析が終了した。残りの変異体については原因遺伝子の同定を行っている。
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