2014 年度研究成果報告書

クエン酸回路と遺伝子発現系のクロストークによる炎症と発癌の制御機構

研究課題

研究課題/領域番号	24657092
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	機能生物化学
研究機関	広島大学
研究代表者	鎌田英明広島大学, 医歯薬保健学研究院, 准教授 (10233925)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード	HIF1 / NF-kB / クエン酸回路
研究成果の概要	NF-κBやHIF-1αなどの転写因子とクエン酸回路のクロストークによる細胞応答制御の分子機構の解明を目的として、培養細胞系におけるHIF-1αの活性制御機構を解析した。HIF-1αの発現量はユビキチン・プロテアソーム系によるタンパク質分解による制御を受ける。ところがクエン酸は肝細胞において翻訳制御によりHIF-1αの活性化を抑制することが判明した。代謝系とHIF-1αの相互作用によるあらたな細胞応答制御機構が見いだされた。
自由記述の分野	医化学