哺乳類COP9シグナロソーム(CSN)の不活性化がエンドサイクルを誘導するという知見をもとに、第5サブユニット(CSN5)を骨髄特異的に条件性ノックアウトできるマウスの作製を試みたが、残念ながら切れ味が悪く、本研究を進めるに十分な結果を得ることは難しいと判断した。そこで、K562細胞株を巨核球に分化させるin vitro誘導系での解析を行い、CSN5は一定だが、他のサブユニットに特異的変化を認めた。その後、関与する変異体によるK562細胞での解析結果を得て、現在、マウスの骨髄のin vitro分化誘導系で再現性を検討している。これらの結果が得られしだい、論文にまとめて発表する予定である。
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