研究課題
挑戦的萌芽研究
変形性斜頭(赤ん坊の柔らかい頭骨が外圧で歪む現象:DP)がヒト特有で、かつ人類進化史の中で生理的早産と関連して同時に現れ、それゆえ後者の進化を研究する際の示標として使えるという、代表者が提案した新しい仮説を検証することが、本プロジェクトの目的である。ヒトと4種の大型類人猿の頭骨の歪みを表す計測データを解析した結果、予測通り、ヒトの頭骨の歪みは類人猿と比べて顕著に大きいことが示された。この結果を人類化石記録に当てはめれば、人類進化史の中での生理的早産の出現時期について、有効な議論が可能となる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
American Journal of Physical Anthropology
巻: 154 ページ: 27-41
(Early Pleistocene, Henan, northern China) : implications for the biogeographic history of Asian macaques Journal of Human Evolution
巻: (in press)