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2013 年度 実績報告書

果実における新規機能性成分グルコース誘導体の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24658022
研究機関東北大学

研究代表者

金山 喜則  東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (10233868)

研究分担者 白川 仁  東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40206280)
キーワード機能性
研究概要

近年、果実の品質として、甘さや大きさに加えて機能性の重要性が高まっている。本研究で取り上げる物質は、従来のビタミンやポリフェノール類などのカテゴリーに入らない新規の機能性成分である。特に、これまでの機能性成分は抗酸化に関わる物質がほとんどであったことから、抗酸化に関わらない抗肥満作用などを有する果実成分に着目し、解析することを目的とした。
シーベリーはグルコース誘導体を比較的多量に含む他、ビタミンCを比較的多く含み、さらには果実においてはめずらしいビタミンEの含量が高いことが知られている。また、各種成分の変動に関わると考えられる成熟ホルモンであるエチレンや環境ストレスの影響については、これまで調べられてこなかった。そこで25年度においては、シーベリー果実でグルコース誘導体の含量に影響したり、また機能性において相乗効果が考えられる要因であるビタミン類、植物ホルモン類、さらには環境ストレス耐性について検討した。また、グルコース誘導体と同様に、非抗酸化物質としての機能性成分の解析を果実類において検討し、新たな機能性成分のグループの構築を進めた。その結果、ビタミンや植物ホルモン類、およびそれらと関係するストレス耐性については、クリマクテリック型であること、ストレス耐性であること、果実の成熟時にビタミンCもEも減少傾向にあることなどがわかった。また抗酸化と関わらない新規機能性成分をいくつか検討することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Seasonal changes in abiotic stress tolerance and concentrations of tocopherol, sugar, and ascorbic acid in sea buckthorn leaves and stems2013

    • 著者名/発表者名
      Yoshinori Kanayama, Kazuyoshi Sato, Hiroki Ikeda, Tomoko Tamura, Manabu Nishiyama, Koki Kanahama
    • 雑誌名

      Scientia Horticulturae

      巻: 164巻 ページ: 232-237

    • DOI

      10.1016/j.scienta.2013.09.039

    • 査読あり
  • [学会発表] Stress tolerance and fruit composition in indigenous plants.2013

    • 著者名/発表者名
      Y. Kanayama
    • 学会等名
      TU=SBRAS-FEBRAS-ISTC-Seminar
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      20131107-20131107
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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