本研究では、キクわい化ウイロイド(CSVd)の細胞内局在性を明らかにし、モデルRNAとして本実験に適切であることを明らかにした。そこで、CSVdをいくつかの大きさの分子に切断し、それぞれの分子を発現するベンサミアナタバコを育成した。F2まで育成し、現在、継続して組み換え体の作成を行っている。RNAseq法を用いてCSVdで発現誘導される遺伝子が8つ、発現抑制される遺伝子が6つ見つかった。これらのCSVd結合性候補遺伝子についてはウェットな解析を行っている。 また、キクにおけるウイロイド結合性タンパク質のスクリーニング方法を確立し、遺伝子組み換え体を作成した。
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