チェリモヤでは、花の周囲の夜温を制御し、夜温8℃以下で種子数や果実の対称性が著しく低下することおよび受粉前の数日間の最低気温が種子数の低下に影響することを示した。 レイシでは、受粉後の夜温を制御し、品種によって一定温度域で単為結果性を持つこと、委縮した胚や卵細胞のない胚が無核果実の発生要因になっている可能性を指摘した。 ドリアンでは、モントン品種で形態的に正常な胚珠が子房内に占める比率が他品種に比べて低いことを明らかにし、低夜温での生理落花(果)を助長する一因になっていることを指摘し、着果不良の原因は受精後の発達不良であることを明らかにした。
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