研究課題
挑戦的萌芽研究
イチゴにより口腔アレルギー症候群を発症するケースがあり,生活の質の低下や,生産物の消費低迷が懸念されている.本研究では,イチゴに含まれるアレルゲンおよび抗アレルギー成分の解析を行い,誘発性評価システム開発のための基礎的知見を得た.IgE結合能の解析により,イチゴの主要アレルゲンはFra a 1であると考えられた.Fra a 1 の含量は,品種,栽培方法,生育段階,および部位の違いにより増減し,その構造は,60℃以上の加熱により変化した.また,イチゴの抗アレルギー成分にも品種間差がみられた。以上により,品種,栽培方法,調理方法などの適切な選択によりイチゴアレルギーが緩和できる可能性が示唆された.
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件)
Acta Horticulturae
巻: (in press)
International Strawberry Congress, Antwerp
巻: (USB) ページ: 6
HiSOR Activity Report 2012
ページ: 132-133