栄養進化説の検証

2012 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 24658060
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 藤原 徹 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80242163)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 栄養条件 / ホウ素過剰 / DNA損傷 / 進化

研究概要

本研究は、ホウ素過剰がDNA損傷を引き起こすことを見いだした（Sakamoto et al 2011)ことを元に、ホウ素栄養条件の変化で変異の頻度が変化するのか、頻度が変化する（高まる）として、そのようは変化はホウ素過剰条件での生存に有利に働くのかどうかを明らかにする目的で、ホウ素過剰でシロイヌナズナを数世代生育させ、そのゲノムに起こる変化を次世代配列解析によって明らかにしようとするものである。今年度は、シロイヌナズナをホウ素過剰条件で数世代栽培して種子を得た。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り研究を進められていると考えている。

今後の研究の推進方策

今後の研究計画としては、昨年度に引き続き、経代栽培を進めて行くとともに、予備的なゲノム解析についての調査を行う。

次年度の研究費の使用計画

研究に必要な消耗品を購入すると共に、研究会への参加旅費などを想定している。