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2013 年度 研究成果報告書

火山灰土壌の鉱物学的改質

研究課題

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研究課題/領域番号 24658064
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関九州大学

研究代表者

和田 信一郎  九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (60108678)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード火山灰土 / アロフェン / リン酸吸着
研究概要

火山灰土に蓄積したリン酸アルミニウムやリン酸鉄を有効利用すると同時に,火山灰土のリン酸吸着能を低減することが可能かどうかを探る研究を行った.改良資材として製鋼スラグを選択し,1 haあたり200~120トン相当を施用し,1年間熟成した火山灰土畑土壌について土壌鉱物および土壌化学的なキャラクタリゼーションを行った結果,水に溶出するリン酸の濃度が上昇し,低リン酸濃度における土壌のリン酸吸着能が有意に低下した.また,土壌の平衡水抽出液はヒドロキシアパタイトに関して過飽和となった.製鋼スラグの多量施用が,冒頭に述べた目的を達成するために有効であることが示唆された.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 酸化マグネシウムによる重金属汚染土の不溶化処理と土壌中での鉱物化学反応2013

    • 著者名/発表者名
      和田信一郎・森下智貴
    • 雑誌名

      粘土科学

      巻: 51 ページ: 107-117

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 二酸化炭素検知管を用いた炭酸塩含有量測定法の製鋼スラグへの適用2013

    • 著者名/発表者名
      森下智貴・金子敏行・柏原司・原良治・和田信一郎
    • 雑誌名

      環境資源工学

      巻: 60 ページ: 167-173

    • 査読あり
  • [学会発表] 製鋼スラグの施用が黒ボク土のリン状態に及ぼす影響2014

    • 著者名/発表者名
      河部真樹・佐伯知勇・影井雅夫・和田信一郎
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会年会
    • 発表場所
      府中市東京農工大学
    • 年月日
      2014-09-09
  • [学会発表] 黒ボク土への製鋼スラグの多量施用による土壌溶液組成の変化2014

    • 著者名/発表者名
      河部真樹・佐伯知勇・影井雅夫・和田信一郎
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会九州支部春季例会
    • 発表場所
      宮崎市県電ホール
    • 年月日
      2014-05-08
  • [学会発表] ケイ酸吸着材を用いた可給態ケイ酸の測定法の開発2013

    • 著者名/発表者名
      田淵浩平・和田信一郎
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会九州支部秋季例会
    • 発表場所
      大分市ホルトホール
    • 年月日
      2013-10-02
  • [学会発表] 製鋼スラグによる黒ボク土の土壌化学性と環境負荷への影響2013

    • 著者名/発表者名
      佐伯知勇・影井雅夫・和田信一郎
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会九州支部秋季例会
    • 発表場所
      大分市ホルトホール
    • 年月日
      2013-10-02

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公開日: 2015-06-25  

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