• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

栄養応答におけるマイクロRNAの役割を探る

研究課題

研究課題/領域番号 24658118
研究機関東京大学

研究代表者

加藤 久典  東京大学, 総括プロジェクト機構, 教授 (40211164)

キーワードマイクロRNA / マイクロアレイ / ロイシン / アミノ酸欠乏 / HepG2
研究概要

これまでに低タンパク質食や全アミノ酸欠乏に対してmiRNA203が応答することやその標的遺伝子としてHADHBとNaa50を見出している。本研究ではロイシン単体の欠乏に着目し、変動するmiRNAの解析を行った。通常のMEM培地で培養した群をコントロール群とし、ロイシンを欠乏させたMEM培地をロイシン欠乏群とした。培養開始12時間後にtotal RNAを回収した。GeneChip miRNA Array 3.0 (Affymetrix)による解析の結果、ロイシン欠乏時にその発現が上昇するmiRNAが12個抽出された。また同一のtotal RNAサンプルを、GeneChip Human Genome U133 Plus 2.0 Array (Affymetrix)に供して得られた遺伝子発現プロファイルも取得しそのパターンとの比較を行ったところ、miR-149*がup-stream regulatorのカテゴリー最上位にランク付けされた。続いて、RT-qPCRを利用して、miRNA Arrayの結果の再現性を確認した。その結果miRNA Arrayでの結果と同様に、ロイシン欠乏時にmiR-149*の発現量が対照群と比較して2倍程度に上昇していることが確認でき、miRNA Arrayの再現性が認められた。
そこで、HepG2細胞において合成miR-149*とそのインヒビター、さらにmiR-149*の結合配列をルシフェラーゼ遺伝子に連結させたPlasmid vectorを共トランスフェクションし、ルシフェラーゼアッセイに供した。合成miR-149*の導入により、ルシフェラーゼ遺伝子の発現量が約80%抑制され、このmiRNAの機能解析に活用できる系が取得できた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Integration of Multiple Omics for the study of Food Functionality2013

    • 著者名/発表者名
      Hisanori Kato
    • 学会等名
      2013 International symposium for the Cheonan Food Expo
    • 発表場所
      天安市、韓国
    • 年月日
      20130906-20130906
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi